稲作2021その1.育苗

 

このブログは、

  • 「普段お米を食べているけれど、そういえば、お米ってどうやって作られているんだろ」
  • 「田んぼって何するところなんだろう」
  • 「え、今さら稲の育苗とか家でしている農家あるの?」

という気持ちの人が

  • 「へぇ、稲の育苗ってそうやっているんだ」
  • 「田んぼってそんなこともしているんだ」

という気持ちになる記事です。

 

播種

まず、
苗箱をつくるところから、
稲作は始まります。

苗箱は以下の手順で作ります。

  1. 空の苗箱を用意する(今回用意した苗箱は85箱)
  2. 浸種(しんしゅ;水に浸す)しておいた種もみ(稲の種)を日に当てて乾かす
  3. 空の苗箱の3分の2くらいまで、土を敷く(この土は肥料の混ざったいい土)
  4. その土の上に、播種(はしゅ;種まき)をする。
    粗密が揃うように
  5. 残りの3分の1を土で覆う
  6. 苗箱、完成

イメージとしては、
プランターに植物の種を撒くといったものと同じです。

後に苗箱は田植え機にセットするので、
見栄えが事務的なだけです。

そうして、
今度は、
撒いた種が発芽(はつが;芽を出す)してくれるように、
暖かいところに移動させる必要があります。

播種(種まき)のあとは、
育苗(苗に育てる)をしてゆくわけです。

育苗

そのために、
苗代(なわしろ;苗を育てるための布団)を作ります。

作る手順は以下です。

  1. 田んぼの一区画をしきりで囲い、そこに水を溜める
  2. 水が溜まったら、土がドロドロになる
  3. ドロドロになった土をジョウレンでかじって、畝を立てる
  4. この田んぼの泥水の中に作った畝が苗代

苗代はできた直後は泥の水気がまだ多いので、
一日ほど放置して、
少し泥が固くなるのを待ちます。

そうして苗代は完成します。

謎の言い伝えですが、
苗代をした田んぼで「もち米」を育てると、
不吉なことが起きるらしいです。怖い。

育苗

苗代に苗箱を並べてます。

それからトンネルを作って、
苗箱を育苗シートで覆います。

これでトンネルの中を高温に保ち、
発芽と苗の成長を促進するわけです。

こうして苗を放置して、
2-30㎝の長さの苗にまで成長するまで待ちます。

田植えの始まりです。

田植えの話はまた今度にしましょう。

この2-30㎝の苗の苗箱は買うとなると一枚1000円します。

もし今回育てた作った85枚を買うとなると、
8万5000円するわけです。
中々の出費です。

そういうわけで家では種もみから育苗して苗まで作っています。
大変ですが。

 

感想

苗代づくりのときに、
泥水の田んぼに入っていくのですが、
毎年のことながら泥の感触がなんとも気持ちいいです。

泥の中は何があるかわからないヒヤヒヤ感
何かが産まれそうな生命の躍動みたいなものが感じられます。

「汚れるから嫌だなぁ」
という人も一度泥に浸かってみれば、
「もう汚れちゃってもいっか」
と覚悟が決まって、
泥と戯れることを素直に楽しめると思います。

苗代づくりをしながら、
弥生人もこうして稲の育苗をしていたのかぁと思うと、
あたかも自分が弥生人になったトリップ感を味わい、
弥生時代の人間の心境を想像してみるのでした。

おわり

 

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