特殊伐採その3.雨の中でナラの枝切り

 

つらつらと書く。

基本的に、
特殊伐採は、
木に登って、
枝にロープを括り付けて、
枝を伐って、
枝を吊って降ろす
ということの繰り返しである。

基本の流れはこのようなもの。

木を受け口開けて、
追い口入れて、
伐倒するわけにはいかないのが
特殊伐採。

枝一本、一本、
幹を上から順番、順番に、
括って、吊って、降ろす
という作業になってくる。

これがベース。

これをベースとして、
各フェーズで、
障害物(今回の場合は、電線)を避けたり、
建物(民家、寺)に当たらないように枝を伐る
という選択肢が出てくるという感じ。

枝の太さや、細さ、
重さ、
枝の張り具合、
枝の曲がり具合
という変数が色々ある中で、

それらの作業を遂行していくわけである。

しかも、今回は雨の中で、
木の皮が滑って大変な状態であった。

 

 

###

 

 

このような自然相手の仕事はとにかく変数が多い。

その変数を自分という関数に放り込んで、
最適解みたいなものを瞬時に見つけて、
そして実行に移してゆかなくてはならない。

経験が大事なのは、間違いないけれども、
それ以上にやはり知識が大切である。

樹上作業は、
「経験よりも、知識」
と言われるくらいに知識量が
現場の安全性に寄与する。

正直、木がどのような挙動をするのかとか、
ロープをどの角度から引っ張ればいいのかとか、
ロープワークとか、
伐倒技術なんかは、
知識で解決する部分が多い。

むしろ、
知識がなくて、独断で行った場合のリスクが高すぎる。

樹の枝や幹がどのように動くかを予想するには、
今まで先人たちが命をミスって蓄えてきた知識を活用することが不可欠何だろう。

かなり学習量は多くなるはずである。

大変である。

かっこいいから、頑張ってゆきたいと思う。

 

###

 

海外では、
クライマーよりもグラウンダーが主導で、
樹上作業を行っていく文化らしい。

確かにクライマーは登ったり、伐ったりすることで
頭がいっぱいだし、
周りを見ることができる視野もないだろうから、
安全性の面からしても当然のことだろう。

実際に、海外では、
クライマーよりもグラウンダーの方が給料は高いらしい。

クライマーが部下で、
グラウンダーが上司という感じだろうか。

 

おわり

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です