特殊伐採その2.電線の上に張り出したナラの伐採

 

その1.のつづきで、
電線の上に張り出したナラの特殊伐採。

 

道があって、
片側には大きな民家があり、
もう片側には、山がある。

そして、山の道際に大きなナラが生えていて、
高くそびえたって、
電線を越してその上に枝が広がっている。

民家の敷地上空までは届かないけれども、
放っておくと届きそうなくらいに
道の方へと張り出している。

道が狭くて高所作業車も入れないし、
普通に枝を切ると
ブラーンと下に振れて
電線にぶつかってしまう。

非常に困難な伐採のため、
特殊伐採専門のうちの事務所に仕事がやってきたわけである。

 

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で、先日、
ナラの伐採に邪魔な杉やヒノキなどの木を切った。

と、言っても
僕は基本的に手伝いをしているわけであるが。

これから特殊伐採をしてゆこうという人間である。

で、今回は、
ナラから斜面を登ったところに高く立っているクスノキに、
「ハメルスペシャル」
なる特殊伐採のシステムを組み上げた。

クスノキに登り、
ナラの枝の上でリムウォークをするためのアンカーブロック(滑車)を
付ける。

そして、
ナラに登り、
ナラの枝の上へと
クスから伸びるロープに身体を支えられながら
登っていき、、
そこでナラの枝を伐る。

 

水平に伸びるナラの枝の先端から2股くらい元側まで移動する。

そうすると、
電線を越してしまい、
下には道路があるだけで、
電線はない。

そこで、
ナラをうまく哭かせて(なかせて)
伐り、
鉛直方向にぶら下がらせて
そのままリギングロープ(吊るすロープ)をゆるめて
道にナラの枝を下ろす。

そうして、3本ほど
ナラの枝をカット。

ナラは水分をたっぷりと含んでいて、
重く、
あんまりツル(ヒンジ)が効かない。

あんまり哭かない樹種である。

が、
枝に切れ目を入れて、
少し置くと少し傾くという性質を持っている。

普通、切り込みを入れている途中から枝が動いてくるのだが
じわ~っと切れ込みを入れて、
「どうかな?」と様子を見ている頃にようやく動き出す。

それを待てるかどうか?

ということを伐採者は言っていた。

コツだなぁー。

で、そうこうしているうちに
雨が降ってきて、
今回の作業は中断。

また次回に。

 

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今日、僕としては、
クスノキにアンカーを取るために、
クスノキに登るクライマーにとって邪魔になるような木を
ハスクバーナ550Xp markII
で伐った。

きちんと切れたのだが、
どうにも危なかったので反省したいと思う。

まずあれはナナメ切りした方が安全だったと思う。

ちょっとカットを入れたときの木の挙動が全然読めなかった。

まず、伐倒するわけではなかった。

で、木の直径は太い竹くらいだった。

なるい斜面に生えていて、
斜面下方向へやや傾いていた。

木の頭の方は、
斜面下方向に他の木の枝があって、
傾いている方向にそのまま傾くと、
その木の枝に引っ掛かることが予想された。

傾いている方向へとそのまま傾けば、
頭が木の枝に引っ掛かり、
(根)元を移動させれば
うまくこかし込むことができそうだった。

で、傾いている方向にそのまま傾けようと思い、
水平方向にカットしていったのがまずかったかもしれない。

ここを斜め切りしておけば、
チェンソーのガイドバーの上を
切り口が滑っていって、
うまく元が下にずれたかもしれないのに。。

なぜそうしなかったかというと、
ナナメ切りにビビってしまったからである。

しかし、斜め切りをしない方が、
今回の場合、危なかった。

水平切りをして、
チェンソーのバーが木に挟まれた。

そしてバーを引っこ抜くひょうしに元も外れた
という感じで、
ちょっと元が外れて地面に落ちる場所が違ったら、
自分の足元に落ちていたともしれない。

危なかった。

ナナメ切りは用法容量を守り、
適切なシチュエーションで使えば、
決して危険なものではない。

木の傾き、
周りの障害物、
重心、
直径の大きさなどなどを考慮に入れて、
ナナメ切りするときはした方が安全である。

今回の場合、
ナナメ切りをしなかったので、
実際に斜め切りをしたらどうなっていたのかはわからない。

もしかしたら、
それが実は危なかったのかもしれない。

しかし、
こうして反省することは重要だと考える。

 

おわり

 

 

 

 

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