ジョジョ第6部『ストーンオーシャン』感想~焦ったときは素数を数えよう~

 

ジョジョの奇妙な冒険
第6部
『ストーンオーシャン』

これを読むことが自分の死ぬまでにしてみたいことのリストに入っていた。

で、GEOでレンタルして、読んだ。

その感想を書く。

ネタバレは普通にする。

 

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感想

 

ストーンオーシャンの全体的な雰囲気として、
理系チックであったと思う。

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フー・ファイターズ、
通称F.Fというスタンドは
生物にも知性が宿る
というような話だった。

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さらに、
ラスボスのプッチ神父の精神を落ち着けるための方法が
「素数を数える」
だった。

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さらには、
DIOの骨から産まれたと思しき
「緑色の赤ちゃん」。

赤ちゃんに近づくにつれて、
自分の身体の大きさが半分半分になっていく、
ゆえに、
赤ちゃんには到達できない。

そういう亀とアキレスのパラドックス
のような話もあった。

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そして、
終盤になると、
ラスボスの能力は非常に物理的になる。

重力の方向を変えるとか、
重力の方向を変えて、皮膚を裏返しにするとか。

その皮膚を裏返しにする攻撃の防ぎ方として、
「メビウスの帯」
を登場させるとか。

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最終的には、
ラスボスの能力は
「時を加速させる」
という無茶な能力に変わっていった。

そういう意味で、
ストーンオーシャンは
理系チックな雰囲気が漂っている。

 

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違和感がぬぐえない

ところで、
最後の方は、
僕としては、
「?」が多くなり、

漫画に対してリアリティを感じられなくなったり、
この設定は無茶だな、
と思うことが多かった。

最後の方はきちんと読んでいない。

なぜか。

やはり、
時を加速させる
という能力の詳細に非常に違和感を感じる。

漫画で描かれている現象の背景にある考え方に、
「生物と無生物ははっきりと異なっている」
という土台があると思う。

生物に流れる時間は普段通りだが、
無生物に流れる時間はどんどんと早くなっている、
という様子が漫画内では描かれる。

太陽がぐるぐると地球を回って、
その軌跡が線になって見えている。

波は超スピードで寄せては返すを行っている。

何か持ち物を落とすと、
その瞬間には、地面に落ちていて
落ちるスピードが速すぎて落ちている過程は見えない。

でも、生物は、
キャラクターは、
普通に動いている。

いやいやいやいや、、、

それはおかしいでしょ!!

リアリティを感じない!

生物と無生物にはっきりと区別がされていて、
おかしいと感じる。

太陽が流れ星並みのスピードで動くくらいに
時間が早く流れているなら、
人間はさっさと年をとってボロボロになっていないとおかしい。

時間が加速するのに、
そして物体が時の影響を受けまくっているのに、
人体にはまったく影響がないのが、
おかしすぎる。

人体は、物理の影響も受けるし、
化学的な影響も受けるし、
無生物的な側面というのは多大にある。

人体は、まず初めに物体である。

魂とかがあるかもしれないが、
それとはまた別で、
物体としての側面があることは間違いない。

スタンドのデザインや、
キャラクターの性格や
アイディアが詰まっているのに、

「時が加速している世界」で
生物だけその影響を受けない
という矛盾状態が平然と描かれている様子に

正直、最後は白けてしまった。

世界の時が加速して、
一周して、
パラレルワールド的な世界に突入するのは、
まあいいのだけれども、

無生物と生物にくっきりと線を引いたこと、
生物を特別視しすぎたことに、
違和感しか感じなかった。

生物と無生物の境界はかなりあいまいだと思う。

 

なんにせよ、
ジョジョのような世界観で
漫画を描くのは、

非常に

大変なんだろうなぁぁ~~

と作者の苦労に思いが至った。

 

 

最後はちょっとしんどかったけど、
途中まですごく楽しく読ませていただきました。

ありがとうございました。

おわり

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